|
引き続き NetBSD マシンの環境整備。 FreeBSD の Ports Collection が 5.0-RELEASE 準備のために更新されないので。
梅本さん作の FreeBSD 版 Ports を参考にして XCAST6 用の xcgroup, vic+xcast6, rat+xcast6 の pkgsrc を作成。こちら ( FTP, HTTP) 参照。
よく使うものをインストールして、とりあえず終了。いくつかは自分で作成した。 NetBSD pkgsrc では最近の MPEG ビデオ再生ソフトが ogle しかないなど 遊び系はやっぱり NG。自分では手間をかけたくない部分を簡単に インストールできるようになっている FreeBSD の Ports Collection はやっぱり便利だなと思う。
日常的な作業に使うものは揃ったので、 FreeBSD マシンが使えない時 *1の予備マシンとして使える。
貸していたのが戻ってきたので NetBSD 1.6_STABLE を入れて遊んでみる。 こんなに遅いマシンを使っていたのか、とある意味感動してしまった。
シリーズの CD 全 5 枚が収納可能な BOX 付だけど、他の CD は購入するつもりは ない。初回限定版だからといって値段が高い訳でもないし別にいいかという感じで 購入。
mmasuda さんとこ経由。素晴らしい。さっそく再生しっぱなし状態。
場所は川崎の 西の屋。ここに行くのは去年の正月 (つまり 2 年近く前) に肉体会の新年会をやって以来。 大雪が降って大変だったことを思い出す。今回もけっこう寒いので、念のため 厚手のコートを着て出発。
18:20 に川崎駅に集合して店の送迎バスを待つ...。なかなか来ません。 暖かい格好で来て良かった。
店に到着して二階の座敷へ。なんかすごく綺麗になっていますよ。
総勢 20 名で忘年会開始。どんどん食べる。途中ビールが不足気味 *1だったのを除けば大満足。これで 7,600 円ですか。
二次会はなしでお開き。送迎バスに乗って川崎駅へ。南武線経由京王線で帰宅。
数日前に NetBSD を入れたばかりだけど、 FreeBSD 5.0 に入れ替えてみる。
# PC Card/PCMCIA and Cardbus # (NEWCARD) # # Note that NEWCARD and OLDCARD are incompatible. Do not use both at the same # time. # # pccbb: pci/cardbus bridge implementing YENTA interface # pccard: pccard slots # cardbus: cardbus slots device cbb device pccard device cardbus #device pcic ISA attachment currently busted
device pcic が comment out されている記述にあるように、 NEWCARD はまだ ISA な pccard に対応していない。したがって、標準のインストーラを使って 古いノートに pccard 経由で FreeBSD 5.0 を入れるのは無理。 OLDCARD を使わなければならない。
の対処としては、
というのが考えられる。
は
という手順をとった。
昨日の続き。 NetBSD 1.6 の時は apm が有効 *1になっていると panic するため options APM_FORCE_64K_SEGMENTS を指定して kernel を再構築する必要があったけれど、 FreeBSD 5.0 では *2大丈夫。ちゃんとサスペンドも可能。
XFree86 は 486DX 100MHz, RAM 20MB の ThinkPad 530Cs には重すぎるので、 kon をインストールして SSH で他のマシンに入る用途で使う *3つもり。
dmesg するとこんな感じ。
Copyright (c) 1992-2002 The FreeBSD Project. Copyright (c) 1979, 1980, 1983, 1986, 1988, 1989, 1991, 1992, 1993, 1994 The Regents of the University of California. All rights reserved. FreeBSD 5.0-RC #1: Sun Dec 15 23:57:31 JST 2002 root@TP530Cs:/usr/obj/usr/src/sys/TP530CS Preloaded elf kernel "/boot/kernel/kernel" at 0xc0392000. Preloaded elf module "/boot/kernel/apm.ko" at 0xc03920a8. Timecounter "i8254" frequency 1193182 Hz CPU: i486 DX4 (486-class CPU) Origin = "GenuineIntel" Id = 0x480 Stepping = 0 Features=0x3<FPU,VME> real memory = 20971520 (20 MB) avail memory = 16699392 (15 MB) Initializing GEOMetry subsystem npx0: <math processor> on motherboard npx0: INT 16 interface apm0: <APM BIOS> on motherboard apm0: found APM BIOS v1.1, connected at v1.1 isa0: <ISA bus> on motherboard orm0: <Option ROM> at iomem 0xc0000-0xc7fff on isa0 pmtimer0 on isa0 atkbdc0: <Keyboard controller (i8042)> at port 0x64,0x60 on isa0 atkbd0: <AT Keyboard> flags 0x1 irq 1 on atkbdc0 kbd0 at atkbd0 psm0: <PS/2 Mouse> irq 12 on atkbdc0 psm0: model Generic PS/2 mouse, device ID 0 pcic0: <Intel i82365SL-A/B> at port 0x3e0 iomem 0xd0000 irq 3 on isa0 pcic0: management irq 3 pccard0: <PC Card 16-bit bus (classic)> on pcic0 pccard1: <PC Card 16-bit bus (classic)> on pcic0 sc0: <System console> at flags 0x100 on isa0 sc0: VGA <16 virtual consoles, flags=0x300> vga0: <Generic ISA VGA> at port 0x3c0-0x3df iomem 0xa0000-0xbffff on isa0 unknown: <PNP0303> can't assign resources (port) unknown: <PNP0f13> can't assign resources (irq) unknown: <PNP0904> can't assign resources (memory) ata0: <Generic ESDI/IDE/ATA controller> at port 0x3f6,0x1f0-0x1f7 irq 14 on isa0 fdc0: <Enhanced floppy controller (i82077, NE72065 or clone)> at port 0x3f7,0x3f0-0x3f5 irq 6 drq 2 on isa0 fdc0: FIFO enabled, 8 bytes threshold ppc0: <ECP parallel printer port> at port 0x3bc-0x3bf irq 7 on isa0 ppc0: SMC-like chipset (ECP/EPP/PS2/NIBBLE) in COMPATIBLE mode ppc0: FIFO with 16/16/8 bytes threshold lpt0: <Printer> on ppbus0 lpt0: Interrupt-driven port sio0: <16550A-compatible COM port> at port 0x3f8-0x3ff irq 4 on isa0 sio0: type 16550A Timecounters tick every 10.000 msec ad0: 3102MB <TOSHIBA MK3205MAV> [6304/16/63] at ata0-master BIOSPIO Mounting root from ufs:/dev/ad0s1a pccard: card inserted, slot 1 awi0: <PCnetMobile:v2.01 101498 API005> at port 0x240-0x24f iomem 0xd4000-0xdbfff irq 5 slot 1 on pccard1 awi0: IEEE802.11 DS 2Mbps (firmware PCnetMobile:v2.01 101498 API005) awi0: address XX:XX:XX:XX:XX:XX
明後日に 10 分くらいのプレゼンテーションをする予定だけど、 資料がまだできていない (← 現実逃避に別なことやってたんだから当たり前)。
資料を配布する場合は昨日までに提出なのだが、 (少なくとも昨晩の時点では) 誰も出していなかったらしい。まだ書いていない人が多いのかな :)。
に行けないことが (ほぼ) 確定。 11:00 くらいから昼食時くらいまでの間は IW2002 の会場にいる予定。
で「オープンソースとは何か」というセッションをやるらしい。聞くところに よると、「BSD ではオープンソースについて誤解している人が多い」ことが このセッションを行うきっかけになったらしい。
今回の BOF には行 [か|け] ないので、「オープンソース」について 思うことを書いてみる。
私がものすごく違和感を感じるのは Open Source Group Japanにある オープンソースの定義という文書。「準拠」の部分に
私たちはこの「オープンソースの定義」が、ソフトウェア界の人々の 大多数が「オープンソース」という語に元来込めていて、今も依然と して込めている意味を捉えていると思っています (後略)
とある。自分達が勝手に「思っている」内容を「定義」していると読める。
「起源」の項目に
Bruce Perens が「Debian フリーソフトウェアガイドライン」として この文書の最初の草稿を書きました。その後彼は、 Debian の開発者 たちが 1997 年 6 月に行った、 1 ヵ月にも及ぶ電子メールによる討 議において寄せられた意見を採り入れて推敲し、 Debian 固有の話題 を文書から削除して、この「オープンソースの定義」を書き上げまし た。
とあるように、 Debian な人が考える「オープンソース」の定義であるらしい。
どこかのプロジェクトが「オープンソース」の定義を行い、そのプロジェクト自身が その定義に従って活動することはいいと思う。でも、その定義を第三者に 押しつけて「あなた方はオープンソースについて誤解している」と いうのはどう考えても筋違い。他人が勝手に決めた定義をなぜ強要されなくては ならないのだろうか?
「フリーソフトウェア」については概念の揺れがあって人によって定義が異なる *1けれど、「オープンソース」についても同じことが言える。一般名詞だから *2誰かが意味を「定義」して第三者におしつけようとすること自体が間違い。 その定義にあっているかどうかの 認証プログラムに至ってはどうかしているとしか思えない。そういうことをやるのなら、 「オープンソース」という一般名詞を使うのではなく、自分で登録商標を取得した 固有名詞を使うべきだろう。
なお、概念の揺れや「オープンソース」商標の問題については Richard Stallman の Why ``Free Software'' is better than ``Open Source''( 和訳) あたりを参照のこと。
free software も open source も形容詞を頭に冠した一般名詞 *3なので、「free software と言えるかどうか」「open source と言えるかどうか」 は常に他との比較がついてまわる。その時点での「普通のソフトウェア」と 比較して自由であれば free software だし、比較して開かれた状態であれば open source と言える。マイクロソフトが一時期主張した「オープンソース」 にしても彼らの基準からすれば十分に「開かれた」と言えるのだろう。 一方、 BSD Style License メインで暮している私から見れば、数々の義務で 縛られている GPL なソフトは「開かれていない = オープンではない」にも思える。
free software にしても open source にしても、その人の立場や見方によって 定義が変化するものだというのが私の立場 *4。
ここからは憶測が入ってくるけれど、「オープンソースの定義」を押しつけようと するのは政治が絡んでいるのだろう。日本でも政府が調達するコンピュータを オープンソースのものにしようという動きが出てきている。この動きのためには 「自分にとって都合のいいオープンソースの定義」が必要になるのではないかな。
「オープンソースの定義」関係の www を読んでいると、そういう政治的な動きが 裏に見えるような気がしてとても嫌な気分になる。
まぁ、政治的目的だろうがそうでなかろうが、私は関係するつもりはないので どうでもいいことではある。
「誤解している人が多い」というのは、「そのオープンソースの定義が 広く受け入れられていない」すなわち「その定義は不適当だ」ということだろう。
諸事情のため自分の車で横浜へ。東名を過ぎたあたりからかなりの渋滞。 はやめに出発したのに、 パシフィコ横浜の地下公共駐車場に入ったのは 10:30。
アクセスコーナーで資料の最後のページを書く (← ぉぃ)。
司会と発表者あわせて 6 人のうち 5 人が Linux な人という状況。 なんか疲れました。 Linux 方面との常識の違いを思い知らされたというか。
「実運用している間は OS やソフトの構成をできるだけ変えない」という 前提を外してしまうと世界がすごく簡単になるのね。
近くのクイーンズスクエアにある和幸へ行って昼食。梅本さん、近藤さん、 アスキーの鈴木さんと同じテーブルでいろいろ話。
IW2002 の会場へ戻る他の人たちと別れて駐車場へ。
車で某所の某説明会へ。
終了。けっこう時間がかかった。これからパシフィコ横浜へ戻ってもあまり意味はない *1ので家へ帰ることにする。
家へ戻って IRC と real 中継に参加。例の「オープンソース」云々 *2には後半しか間に合わず。塩兄ちゃんが 書いているように「よくわからない代物」という感じだったらしい。 まともな話 をするができるのかちょっと期待していた *3のだけど。 IRC の BSD BOF 雑談 ch *4にはこの手のライセンス関係の話に興味がある人が何人か join していたので、 そこでの雑談のほうがよっぽどよかった。
real 中継を見た感じでは 五反田さんの司会は良かった。自分に司会の才能がないことは 先日実感しただけに、すごいなぁと思う。